女ですが 何か?

マインド

こんにちは、きみかです。
いつも読んでいただき
ありがとうございます。

早速ですが、あなたは
「女の子なんだから」という理由で
何かをさせられていたり、
やりたい事を諦めさせられたり…
そんな経験はありませんか?

それ程、あからさまでは無いものの
性別が『女』というだけで、
理不尽だなーと思うような、
考え方を押し付けられた事は
無いでしょうか?

私は子供の時から

「女の子なんだから」

母親にいつもこの言葉を
言われて育ちました。

「女の子なんだから
家事のお手伝いをしなさい」

「女の子なんだから
進学はしなくてもいい」

「女の子なんだから
仕事は結婚するまでできればいい」

「女の子のくせに
お酒なんて飲んでみっともない」

女の子、女の子、女の子って…
規制をかける言葉ばかりで鬱陶しい。

じゃあ男の子って?

男の子には何の規制も無いの?
男の子は自由なの?

どうして私だけ?

私は、戦後間も無く生まれた父と母との間に
長女として生まれ、兄弟は2歳下の弟が1人。

ここまでお読みいただいた
皆様なら、もうお分かりかと
思いますが、
2歳年下の弟は
家の手伝いをすることも無く、
自由に遊びまわり
何の規制をされる事なく、
とても自由に育てられていた。

「羨ましい」「何で自分だけ…」
同じ子供として生まれたのに…

『怒り』『落胆』『理不尽』
そんな言葉がいつも渦巻いていて
母へはいつも、
小さな反抗を繰り返していた。

父は炭鉱労働者で3交代勤務。
母はそんな父を支える専業主婦。

私が子供の時は、
仕事をしてお金を稼ぐのは
お父さんの仕事。

お母さんは、家にいて
家事、育児、昼寝??…の毎日。
いわゆる3食昼寝付き。

仕事をしているお母さんは少なく、
せいぜい2〜3時間のパート程度。

友達の家に遊びに行くと
「お邪魔しまーす」の声に
「はーい」の返事。
夕方になると、
「もう、帰る時間だよ」と
お母さんから解散の合図。

今考えると、
お母さんが家にいる
安心できる時代だったのかもしれない。

ところが、
『女の子なんだから〇〇』と

耳にタコができるほど
聞かされた私は
そんな生活を望む訳もなく

イバラの道を歩く事が
子供の頃から
確定していたのだった。

女の子だから

家事はできて当たりまえ?

『男子厨房に入るべからず』

この言葉聞いたことありますか?

男は外で戦い、女は留守を守る。
台所は女の戦場「だった」んです。
男は家に帰ったら、床の間の前に
座ってれば良かった時代の言葉。

私の母世代は
やはりコレが当たり前。

恐らく母は、私が何も家事ができないまま、
外に出すのが嫌だったのでしょう。

料理のお手伝いをしなさい、
洗い物をやりなさい
片付けもきちんとしなさい・・・

もちろん
出来ないよりも、出来た方がいい。
それ位は理解できます。

結婚してからも、
家事のスキルが役に立つのも
分かります。

子供の時から言われ続け、
うんざりしていた、そんな矢先

当時高校生の私は、
部活動が終わり
グッタリとして帰宅。

いつも通り
食べ終わったお弁当箱を
台所へ出したところ、
母からの一言

「女の子なんだから
お弁当箱位自分で洗いなさい」

カッチーン

この時ばかりは
頭のてっぺんから
熱いマグマが噴出しました。

「女の子だけど
洗い物はしたく無いから
ご飯もお弁当もいらない!」

そんな言葉を吐き捨て
自分の部屋へ立て篭もりました。
プリンだけ持って…

少ないお小遣いの範囲で
学食でご飯を食べ、
朝と夜はプリンのみ。

そんな小娘の
小さな反抗は3日が限界。

お腹は減るし、お小遣いは無くなるし…
不本意ながら、頭を下げる羽目に。

「また明日から
お弁当お願いします」と。

この事件をきっかけに
母からの『女の子だから』
という言葉は、
以前よりも幾分少なくなった
気がしました。

分かっているんです。
母が私を案じて
家事をできるように
させたかったんです。

ただ私は『女の子』だから
という理由だけで自分ばかり
家事を強制されるのが、どうしても
耐えられなかった。

進学なんてしなくていい

そんなお弁当箱騒動があった
高校2年生の時、
またしても『女の子』をめぐる
事件勃発。

高校卒業後の進路選択。
小学生の頃から歴史が大好き。

憧れの人物は
戦国武将『伊達政宗』

「もう少し歴史の勉強がしたい」

そんな気持ちが大きくなり、
大学への進学を希望。

ところがそこで
いつものアレ。

「女の子なんだから
進学なんてしなくてもいい」

「勉強よりも家事」

いつもの事ながら、過剰に反応。

今までの経緯を考えると、
反抗は何の意味もない事を
学習済みである。

親が首を縦に振りそうな
パターンをシュミレーションして
いざ出陣!

パターンは2つ
1・4年生大学なら国立大学
2・私立大学なら2年制の短期大学

「弟もいるんだから…」

わかってはいたが、予想通りの返事。

「でも短期大学くらいなら
行かせてあげられるかな」

おー!!

こうして『女の子』ながら
進学の権利を勝ち取りました!!

仕事なんて結婚するまで

女性蔑視の親元を離れ
ウキウキしながら
短期大学に進学。

『女の子』の呪縛から
逃れられたのも束の間。

短期大学だけに
入学してすぐに、
就職に向けて活動開始。

一応親には
進学先での就職を希望していると
報告をした。

予想通りの展開

はいきたー!!
「女の子なんだから
結婚するまで仕事が
できればいいんじゃないの?」

親はやはり、
『結婚しらた家庭に入る』寿退社世代。

親元を離れているのをいいことに
「そうだねー」と適当な返事で
その場をかわす。

無事、進学先で就職し、
社会人生活をスタートさせた。

初めて働いた会社はご縁が薄く
1年で退職。

結局、親元に戻ることに…

地元の建設会社で
事務職員として就職をして、
25歳で結婚。

もちろんここでも
あの一言が。

「女の子なんだから
結婚するなら、仕事辞めたら?」

ところが時代は、昔と一変。

男性の給料だけでは
十分ではない時代になりかけていた。

時代が私に味方した!!

長い間『女の子なんだから』に
苦しめられてきた私は
これ幸いと、仕事を辞める事なく
貪欲に働き続けた。

妊娠しましたが、何か?

男性と同じように、
働く事を望んでいたので、
仕事と家事、
やることが増えたものの
充実した毎日を過ごしていました。

仕事と家事の両立もすっかり慣れた頃
思いもよらず妊娠が発覚!

妊娠・出産ともなれば、
「さすがに仕事を辞めるだろう」

周りも両親もそう思っていたはず…

元来貪欲で、『女の子』攻撃に
反抗心しか持っていない私が、
妊娠、出産くらいで
仕事を辞める訳がない。

働いている会社に
出産・育児休暇をとった人はおらず、
会社に相談。

お祝いの言葉をもらい、
喜んだのも束の間。

あり得ない『人事異動』

もちろん会社側も
妊娠や出産を理由に
社員を解雇する事はできないが、
人事異動は問題ない。

事務職員として7年勤務からの
現場職員への移動が決定。

それが不服なら辞めるしかない。

「もはやここまでか…」

せっかく勝ち取った
産休、育児休暇を利用せずに
辞めるのはもったいない。

いや、待てよ。

私の幸せな脳細胞が
『女の子だからできる』
に変換し始めた!

幸い、職場の同僚にも恵まれ、
助けられながら、
現場の仕事をスタート。

慣れない仕事の日々が続き、
あっという間に
産休、育児休暇に突入。

ここから3年間隔で、
第二子、第三子を出産。

妊娠の報告をする度に
「えっ?また?」の反応。

でもその度に私の心の中はいつも、
「妊娠しましたが、何か?」

それから20年
『女の子?』ですが
今だに貪欲に働き続けている。

理由はそれだけ?

長い間私を苦しめた
『女の子だから』という言葉

この言葉を誰かに言われたり、
多少なりとも、自分で
思ってしまったりした事
ありませんか?

『女の子として生まれた』
ただその性別だけで、
規制をかけられる。

私はその事がどうしても
許せなかった。

もちろん
男性にしかできない力仕事や
男性だけにしかできないスポーツ
私たち女性ができない事は
たくさんあります。
また、その反対もそうです。

でも
『女の子』でもできる事を
『女の子』だからという理由で
ただそれだけの理由で
できなくなる。

それだけは避けたかったのです。

諦めなくていい

ここまで読み進めて下さった
みなさんは
もうお分かりでしょう。

『女の子だから』っていう
ただそれだけの理由だけで、
自分のやりたい事や、夢を
諦める必要は無いんです。

男女平等が叫ばれる時代、
しかし、実際は建前だけが
先走りしているのが現状。

そんな中、女性として生まれ、
偽りの男女平等社会の中を
『女性』という理由だけで
何かを諦める…

『それは理不尽でしかない』

ですが、それを
正面から抗っても
太刀打ちできないのは
経験済み。

じゃあ、どうしたら良いのか?

先ほどお伝えした通り、
妊娠を機に、事務職から現場職へ
移動になった際、親や主人からは

『お前にできるのか?』
『仕事、辞めた方がいいのでは?』

ありがたいお言葉を
散々いただいていました。

『女だから』という理由だけで、
何かを諦めたり、
自分で限界を作ったり…

どうしても嫌だった。

もちろん最初から
やっていける自信が
あった訳ではない。

力仕事は男性に敵わない
(妊娠中でもあったので…)
だったら、自分に『今』できる
精一杯の事をやっていこう。

そう決めたんです。

現場で、男性の気付かない
細かな仕事のサポートや、
現場の男性達が面倒臭がる
事務的な仕事を率先してやっていこう。

そんな姿を見せていくうちに、
私が苦手とする『力仕事』は
同僚が自然と手を差し伸べて
くれるようになりました。

これは、当時の私が『今』できることを
精一杯やった結果だと思います。

女だから

『女』として生まれ
その『性』が原因で何かを諦める…

幼い頃から、『女の子なんだから…』
ただそれだけで、様々なことに
規制をかけられ、時には衝突しながら、
そして譲歩しながら
自分の道を選んできた。

今、まさに
『女性』という大きな壁に
ぶつかっているあなたには、

『今できる事を精一杯』という
メッセージを伝えたい。

そして、今はまだ
やってみたい事や、夢を
見つけていない。

『女だから』という理由で
自分の心に蓋をして
見えなくなっている、

そんなあなたには、
『女だからできる!』という
言葉を伝えたいと思います。

何かをやりたい、でも
『できるかどうか悩んでいる』

どんな小さな事でもご相談下さい。

きっと、あなたの力になれます。

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